あいつはもう帰ってこない
ここに刻んでおこう。
2014年12月17日 10:28
あいつは片道切符を持ったまま旅立ってしまった。
あいつとは『PURE-F-LUKE Customs』の棚井正彦です。
思えば、店を開く前からのアメ車乗りの仲間であり親友だった。
イベントに行ったり、バーベキューや飲みに行ったりしたな。
2002年5月19日 FLAT TOP Cruising Party
2002年5月19日 FLAT TOP Cruising Party
2002年10月14日のDay Cruise Vol.4
そして、今では知る人も少なくなってしまった店を始めるきっかけともなったサバーバン。
当時は、日本初の日本国内でのリアルフレームが描かれた。
偶然できた、まぐれで完成した、そんな意味が込められたカスタム名が
『PURE-F-LUKE』
だった。
この名前を取ってつけられたのが、『PURE-F-LUKE Costoms』だった。
最初は、実家を改造して作られたカーセキュリティーのバイパー専門ショップ。
当時から今もカーセキュリティーのトップを行くサウンドコネクション直接指導だ。
そこでは、1年半くらいやっただろうか
お客さんも仕事も増えてきて、手狭になったために現在の場所へ引っ越しをした。
それから、車の輸入を始めるようになり大きくなっていった。
そして、仲間も増えていき世間でも知られるようになっていった。
私はよく家族で訪れていた。
私は棚井と話しをしだすと止まらなくなり、奥様とチビ様は電車に乗り
三島駅前にある楽寿園に行くのが定番となっていた。
ある時からは、私1人で来て朝から晩まで過ごすようになっていた。
奴はカウンターの中で、私はその前のイスに座ってiPadを弄ったり本を読んだりしていた。
その空気感が妙に気持ちよくて、私は好きな空間だった。
それももう叶わぬことになってしまい心に大きな穴が開いてしまった。
今までいろんな人との繋がりをつけてくれたのもP.F.C.であり、奴本人だった。
そして、旅立ってからもいろんな人との繋がりをつけてくれた。
本当にありがとう!!
今日は、お前を最後まで見送る事が出来て本当に良かったと思っている。
それにしても、片道切符を持って行くのには早すぎるだろ。
それでも出てしまったものは仕方ない。
『元気でな』は変かもしれないが
『いってらっしゃい!!』
でも、お前が行った世界には車はあるのかな?
私達はこの12月17日を胸に刻んで忘れない。
毎年、レモンの缶チューハイを持っていってやるから待ってろよ!!
ご家族からの言葉をいただいています。